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宇都宮近郊で採掘される大谷石です

大谷石という石をご存知でしょうか。

この石は宇都宮市大谷地区で採掘される緑色凝灰岩のことをいいます。

特徴としては火に強いことから、かまどをはじめ建物の敷石や倉庫、蔵などの積み石として、また板蔵の外装壁としても使用されています。

一躍大谷石を有名にしたのが、旧帝国ホテルの建築に採用されたことでしょう。

旧帝国ホテルは後に発生した関東大震災でも焼け残ることができて、耐火性の強い建築材料として広く知られるようになっていきました。

この石の表面は複数の穴があることが、見た目での大きな特徴にもなっています。

主な鉱物としては珪酸が全体の6割以上を占めている石です。

またゼオライトというスポンジ状の小さな鉱石を含んでもいます。

ゼオライトは多数のマイナスイオンと遠赤外線を放出して、癒しや熟成の効果を発揮してくれます。

また多孔質構造によってガスや水分を吸着させる効果もあるので、シックハウス症候群の防止や消臭などの効果もあります。

マイナスイオンは細胞の活性化や免疫強化、自律神経の調整、空気の浄化などの効果があり、建築資材としての有効な利用の可能性が拡がることでしょう。